兵庫県三木市の伝統産業である「三木金物(包丁、大工道具、園芸ハサミ等)」の販路開拓を目指し、三木商工会議所様が「第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026」に特設した共同出展ブースにおいて、事前の出展準備セミナーから、個別コンサルティング、前日の現場設営・ディスプレイ施工指導にいたるまで、一気通貫の伴走型でVMD支援を担当させていただきました。2021年の共同出展事業への専門家参画以来、長年にわたり信頼のパートナーシップを築かせていただいており、早くも次年度(2027年2月)の継続支援ご依頼も決定しております。
兵庫県三木商工会議所様
東京都江東区(東京ビッグサイト)
2026年2月4日(水)~6日(金)
Before【ご相談の背景と課題】
世界最高水準の品質を誇る三木金物。出展企業様はいずれも展示会やイベントの経験は豊富でしたが、これまでの展示手法は「商品のカテゴリ別(包丁は包丁、ノコギリはノコギリ等)」に整理して並べるという、従来型の無機質な「対B2B(金物卸向け)」のスタイルに留まっていました。
そのため、セレクトショップやライフスタイルショップの感度が高いバイヤー様が多く来場するギフト・ショーにおいて、今ある商品をそのまま並べるだけでは興味を引くことが難しく、「ライフスタイル向けのバイヤーにどう魅せるか、どう提案すれば良いかが分からない」という課題をいつも抱えていらっしゃいました。
しかし、個々の小規模な事業者様単独では、多額の予算を投じて専門のデザイナーやコンサルタントを雇うことは容易ではありません。事業者様だけで完結させるにはハードルが高く、既存の枠組みから一歩踏み出せないという現状がありました。
After【ご提案内容と改善のポイント】
これまでの実績と三木金物の職人スピリッツを大切に継承しながら、事前の準備セミナーから前日の現場施工・ディスプレイ指導まで「一気通貫の伴走型支援」を行い、バイヤー様の感性に響くブース空間を設計しました。
- 1.今ある商品を「リブランディング&再編集」する個別VMD提案:
既存の商品をそのまま並べるのではなく、ライフスタイルバイヤーの興味を惹きつけるために「商品の見せ方・切り口」自体をリブランディング。単なる道具としてではなく、「日々の暮らしを彩るパートナー」としての価値を伝えるディスプレイの構成を、事前個別コンサルティングを通じてご提案しました。 - 2.前日設営における「OJT型ディスプレイ指導」と再現性の育成:
東京ビッグサイトの設営現場において、出展企業の皆様と共に手を動かしながらディスプレイを直接レクチャー。商品の配置の角度、ライティング(光の当て方)、POPの位置にいたるまで、専門家のノウハウをその場で共有し、出展事業者様が「自走」してディスプレイできる技術を育成しました。
成果【プロジェクトの成果・変化】
伝統的な金物工具をライフスタイル提案へと昇華させた共同ブースは、感度の高いインテリアショップやセレクトショップのバイヤー様から大きな注目を集め、連日大盛況となり多くの商談機会を創出いたしました。
【具体的な新商品開発・マッチングの成功事例】
出展企業の1社である老舗彫刻刀メーカー「道刃物工業株式会社」様は、本出展を機に、初心者でも木彫りを楽しめる体験型新商品「くらしの手仕事 木彫豆皿セット」の開発・ブラッシュアップを推進。2026年6月1日に正式リリースされ、展示会で新規マッチングしたショップでの取り扱いや、既存顧客への新規導入が決定するなど、VMD支援を起点とした具体的な「商品開発・販路拡大」の大きな成果へと直結しました。
三木商工会議所様の共同出展事業に専門家として参画した2021年以来、長年にわたり強固な信頼関係を築かせていただいております。大変ありがたいことに、すでに次年度(2027年2月)の継続支援ご依頼も決定しており、伝統産業の未来を共につくる代替不可能な戦略パートナーとして、末長く伴走させていただいております。
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