「地方銀行フードセレクション2024」に出展されたあんこを使った和菓子・スイーツの加工・製造販売のメーカー様。
情報過多で埋もれがちだったブースを、来場者の足を止める戦略的な展示へと導くVMDを担当しました。
栃木あん工房榮月凛様
2024年10月29日(火) ~ 30日(水)
東京ビッグサイトで開催された「地方銀行フードセレクション2024」に出展された、栃木あん工房榮月凛様。
あんこを使った和菓子・スイーツの魅力をより多くの来場者に伝えるため、展示ブースのVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)アドバイスをご依頼いただきました。
多くの商品が並ぶ展示会で、いかに来場者の心をつかみ商談へとつなげるか。
情報量を整理し、商品の魅力を最大限に引き出すVMDをご提案しました。
【ご相談の背景と課題(Before)】
前回の展示会では、豊富なラインナップを知ってもらおうと多くの商品を並べた結果、かえって雑多な印象を与えてしまうという課題がありました。
一つひとつの商品の魅力や、本当に伝えたい訴求ポイントが来場者に届きにくく、数ある出展ブースの中に埋もれてしまっていたのです。
【ご提案内容と改善のポイント(After)】
今回の出展では、「分かりやすさ」と「訴求力」を徹底的に追求。以下のポイントを軸にブースを再構築しました。
●展示商品の戦略的絞り込み:
主力商品である甘色「塗るあんこ」に展示をフォーカス。来場者が一目で「何のお店か」を理解できるようにしました。
●視覚的な統一感とアピール:
商品のラベルカラーを背面のPOPデザインに反映させ、ブース全体に統一感を創出。また、地域性をアピールするため、栃木県ならではの「苺あん」のフェイス(陳列数)を増やし、来場者の目を引くポイントを作りました。
●魅せるディスプレイとレイアウト:
商品は種類ごとに分かりやすくまとめ、下段にはお客様が手に取りやすい商品を配置。さらに、サンプルを升やガラスドームに入れることで美しさを演出し、品質の高さを伝え、購買意欲を刺激する工夫を施しました。
【成果】
戦略的なVMDアドバイスにより、以前の雑多な印象だったブースは、来場者が思わず足を止める洗練された空間へと一新。
主力商品に絞った展示と効果的な演出で商品の魅力が最大限に伝わり、即日商談決定数は前年比5件増と、具体的な成果に直結しました。
周囲の出展者からも写真撮影を依頼されるほど注目を集め、伝統とモダンが融合した新たなブランドイメージを確立。新たなビジネスチャンスを創出する成功事例となりました。