宮崎県西都市「銀鏡のかぐらの里」様より、ライフスタイル系の展示商談会におけるブース出展。食のVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の視点から改善を担当させていただきました。
2019年9月
Before【ご相談の背景と課題】
これまでのブースは、産地の素朴な魅力を伝えることを主眼とし、豊作のゆずを前面に打ち出した構成でした。
しかし、その魅力がターゲット層に十分に伝わっておらず、ライフスタイル系商材が集まる展示会の中では、残念ながら注目を集めにくい状況にありました。
商品の持つ本来の価値と、ブースの印象にギャップが生じていたのです。
After【ご提案内容と改善のポイント】
今回目指したのは、伝統的なイメージを刷新する「和カフェ」のような空間です。
まず、ターゲットを「20~40代のライフスタイルに感度の高い女性」と明確に再設定。
その上で、以下のポイントを軸にブース全体を再構築しました。
- コンセプトの明確化: 洗練された「和カフェ」をテーマに、新しい世界観を提案。
- 主役商品の設定: 新発売の加工品をブースの主役に据え、その価値が最も伝わるレイアウトに。
- キーカラーの活用: 完熟ゆずを彷彿とさせる鮮やかな「黄色」をキーカラーに採用。
会場内で来場者の目を引く、明るく魅力的な空間を演出。 - 価値の訴求: 地域の伝統文化「神楽」をからめたブランディングなど、商品のストーリー性を付加。
これらのVMDテクニックを駆使し、伝統とモダンが融合した、新たな客層に響くブースへと生まれ変わらせました。
■成果:引き合いが倍増!新たな販路から30件以上の商談を獲得
改善の結果、ブースへの注目度は飛躍的に向上。
これまでご縁のなかった雑貨店、書店、アロマショップといった新しい販路のバイヤー様から多くの引き合いをいただき、サンプル・お見積もりのご依頼を30件以上獲得につながった。
LINKS
宮崎県・かぐらの里HPでご紹介いただきました
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