Food+Create 誕生まで

「フードセールス・コンサルタント」として、全国各地で販路拡大戦略をご提案してきた
代表・林由希恵が、クライアント様へのメッセージを書きました。
どのような想いでFood+Createを立ち上げたのか、お読みいただけますと光栄です。
これまで、フラワー業界、インテリア業界、フード業界など、
数々の現場で研鑽を積んできましたが、
現在の仕事をするに至ったのには、
深い理由があります。
「この店は絶対に潰させない!」
この想いが、私の原点です。
岐阜県土岐市の「割烹 千代田」は、
小さいけれど地元の方々に愛され、
正直に誠実に営業を続けてきた飲食店。
これが私の実家です。
お店に立って大忙しの両親に代わって、
子守り役の中居さんと遊び、
店の倉庫で寝かされて育ちました。
お客様からは、
「親戚が集まる時は、必ず千代田を予約する」
「子どもの頃から、祝いごとには千代田と決めている」
と言っていただき、繁盛していました。
とはいえ、地方でお店を続けていくには、
多くの荒波を越える必要があることを、
間近で見ていました。
ご新規さんが少ないこと、
常連さんには飽きられてしまうこと、
地道に積み重ねても一瞬で崩れる信頼、
ライバル店の影響、
取引先の倒産、
従業員の裏切り・・・。
両親の苦労を肌で感じていたので、
店を盛り上げるために、
広報やブランディングを私が一手に
引き受けていた時期がありました。
チラシやDMづくり、
料理のスタイリングと撮影、
ユニフォームの統一、
のれんの変更・・・などなど、
必死にデザインを独学して、試行錯誤しました。
たくさんのお客様が、
「おいしかった」「また来るね」
と言ってくださるこの店を、
絶対に潰すわけにはいかない。
その一心でした。
そして、お客さんに美味しいものをお届けしたい、
楽しんでもらいたいという気持ち一つで、
店を続けている両親の想いを、
「魅せかた」として表現したいと思いました。
父が高齢となり2018年に店じまいしましたが、
「割烹 千代田」のDNAは、私の中に生きています。
沿革
- 昭和34年
- 父、林義光が上京
板前修業が始まる。 - 昭和44年
- 岐阜県土岐市に「千代田」開店
- 昭和51年
- 3回目の拡張、移転 「寿司・和食 千代田」開店
- 昭和55年
- 4回目の拡張、移転 「四季の味 すし・和食 千代田」開店
- 昭和63年8月19日
- 有限会社 千代田設立
- 平成28年
- 「四季の味 すし・和食 千代田」閉店
- 平成29年
- 有限会社千代田を継承
Food+Create千代田として再スタート - 令和6年
フードプラス.クリエイト株式会社に社名変更