Food+Create誕生まで

食への情熱 その背景

Food+Create誕生まで

なぜ、食に関する仕事を手がけるようになったのか。なぜ、食にこだわりを持てるのか。Food+Createの仕事をご理解いただくには、その前身である「割烹 千代田」についてお話しするのが、もっとも良いのではと、その「千代田」の歴史、代表 林 由希惠の両親の物語について書かせていただきます。お時間のある時にでも是非、お読みいただければ幸いです。


昭和34年 一人前の板前を目指すべく父 林義光が、ひとり板前修行へと東京へ旅立ちました。

寿司店や割烹料理店で9年間、朝から晩まで頭の中は料理のことでいっぱい。腕を磨く毎日でした。周囲からも腕を認められ、意気揚々と故郷に錦を飾るべく帰郷。

昭和44年 郷里である岐阜県土岐市の駅前に「千代田」1軒目を開店する運びとなりました。

夫婦二人だけでの開業。関東で修業を積んだため、当初は地元の方に味付けが受け入れられませんでした。

しかし、諦めることなくシャリの味やうなぎのタレの味を改良。試行錯誤を重ねた結果、次第に「美味しい!」の声が増えていきました。

父がこだわっていたのは、素材の味を生かし、余計な手を加えない料理法です。その姿勢が受け入れられ、移転した2軒目でも、ご家族や町内会、さまざまな会社の会合や接待、集まりの場として、たくさんの方にご来店いただきました。

年子の姉と私が生まれたのはこの頃です。忙しさに追われる両親でしたが賑やかで温かな日々でした。

昭和51年「寿司・和食 千代田」として3回目の移転。

この3軒目からは、夫婦経営ではなく、数人の板前さんとスタッフさんが入り、ますます忙しくなっていきます。

たくさんの方から、「ありがとう」「美味しかったよ」と、声をかけてもらえる両親のことを、幼心ながら誇らしく思っていました。

昭和55年 「四季の味 すし・和食 千代田」のオープンです。車社会化した時代背景もあり国道沿いへ4回目の移転。

4軒目では、広いお座敷部屋や、送迎マイクロバスを完備。お祝い事や法要などの場として、これまで以上に、たくさんの方にご来店いただき、足繁く通って下さる常連のお客様もさらに増えていきました。

開業当時から、リピーターの方に愛され支えて頂いた「千代田」。移転後も変わらず常連のお客様が足を運んでくださる盛況な日々。

昭和63年 昭和最後の8月。有限会社 千代田を設立。
両親二人で開店し、コツコツと歩んできた千代田が有限会社として新しい道を歩み出します。オープン当初から広告宣伝はほとんど行っていませんでしたが、多くの地元の方に支えていただき、お店を続けていくことができました。

お食事だけでなく、千代田特製のおせちも人気がありました。あらかじめお重に詰めたおせちを販売するお店が多い中。お重の持ち込むことでおせちが割引になるサービスを提供。ご予約の方の半数が、お重を持参されていました。

30日の夜中まで、家族総出でおせちを準備。31日すべてのお客様におせちをお渡しし、「1年が無事に終わった」と、ほっとした気持ちになる瞬間。その達成感や満足感は今でも忘れられません。3段の模様がつながっている漆塗りのお重をお預かりした際、すべて詰め終わった後に向きが違うことに気付き、慌てて盛り変えたハプニングも今では良い思い出です。

それから28年…

数えきれないほどのお客様に、ご来店いただきました。たくさんの節目を、見守ってきました。美味しいという声や、満面の笑顔をと一緒に、日々過ごしてきた千代田。

しかし、50年以上料理人として厨房に立ち続けてきた父は体力に限界を感じていました。これ以上、今のペースで働き続けることは難しい。食に、味にこだわり続けた父の決断は閉店でした。周囲の声も、父の決心は変わらず、多くの常連さんに惜しまれながらも閉店の道を選ぶことになりました。

平成28年(2016年) 1月…

「四季の味 すし・和食 千代田」はのれんを下ろすことになりました。

しかし、千代田とともに歩んだ日々や、お客様への感謝の気持ちは、私の中に脈々と流れています。

「千代田の灯を消したくない!」という思いで、食の「売り方「食べ方」「魅せ方」をご提案する「Food+Create」を立ち上げました。そして…

平成29年(2017年) 有限会社千代田を継承。両親の歩んできた料理への情熱、歴史を引き継ぐことになりました。

足を運んで頂いたお客様。千代田を支えてくださったスタッフ。そして両親から受け取った「食」というバトン。

これからはこのバトンを手に、食業界をますます発展させていきたいと意気込んでいます。千代田を知っている方も、そうでない方も、愛されるお店作りのサポーターとして、食と人とをつなぐパートナーとして、お気軽にご相談ください。

父がそうしていたように「食を通じてたくさんの人が笑顔になる」。そんな未来を、一緒に創造していきましょう!

沿革


Food+Create誕生まで

昭和34年
父、林義光が上京
板前修業が始まる。
昭和44年
岐阜県土岐市に「千代田」開店
昭和51年
3回目の拡張、移転 「寿司・和食 千代田」開店
昭和55年
4回目の拡張、移転 「四季の味 すし・和食 千代田」開店
昭和63年
有限会社 千代田設立
平成28年
「四季の味 すし・和食 千代田」閉店
平成29年
有限会社千代田を継承
Food+Create千代田として再スタート